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●梁啓超 りょうけいちょう

アジア 中華人民共和国 AD1873 清

 1873〜1929 中国,清末民国初の啓蒙思想家・ジャーナリスト・政治家。広東省新会県の人。字は卓如・任公,号は新民子・飲冰室主人。康有為の万木草堂に学び,変法派の理論的機関誌『時務報』を創刊している。また康有為の片腕として,戊戌変法を積極的に推進した。戊戌政変により日本に亡命し,より多くの近代思想に触れ,『清議報』『新民叢報』などを発刊し,精力的に西洋近代思想の紹介につとめた。とくに「新民説」は,中国の封建専制政治を痛烈に批難するとともに中国人一人一人に生存競争の世界に生き残るための国民としての自覚を喚起させるものであり,学生や青年知識人に多大の影響力を与えた。梁啓超は,植民地国と化してしまった中国が再興するには,革命という急激な手段よりは現存の政治機構を温存したままでのおだやかな改革を最良としたため,終始一貫して立憲運動を推進した。中華民国成立後は,袁世凱政権下で司法総長や財政総長を歴任したが,袁世凱の帝制運動には反対し,憲法研究会を組織するなど政治活動に奔走した。政界から引退後は著作に専念した。それらの成果として,『中国歴史研究法』や『清代学術概論』がある。

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