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●凌雲集 りょううんしゅう

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 勅撰漢詩集。卓越した詩文という意味から凌雲とし,また『凌雲新集』ともいう。嵯峨天皇の勅をうけ,小野岑守が主任となり,菅原清公・勇山文継・滋野貞主を撰者とし,賀陽豊年の意見も入れて撰集したという。782〜814年(延暦1〜弘仁5)に至るまでの33年間の作品91首を収めている。作者は24人。詩の配列は平城天皇から始めて作者の上位の人より配列されており,無位の巨勢志貴人で終わっている。嵯峨天皇の22首,岑守・豊年が各13首,淳和天皇5首,清公4首などのほかは,それぞれ1首または2首である。5言・7言が多いが,全体からみれば7言が多い。これは唐詩の影響であろう。平城天皇の詠桜詩はわが国の桜の漢詩の最初のものである。内閣文庫・神宮文庫に写本がある。そのほか,群書類從本が活字本としてある。