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●リューリク

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 ?〜879ごろ 9世紀の中ごろ,北部ロシアに到来したノルマン人部隊の首長。リューリク王朝(9世紀〜1598)の祖で,一般にロシアの建国者といわれる。『ロシア原初年代記』の862年の条,いわゆる「諸公招致の物語」によれば,この年,リューリクは北部ロシアのフィン系・スラヴ系住民に招かれて,一族(ルーシ)を率いてノヴゴロドに来て国を建て,彼らを支配したとある。866年(ビザンティン史料によれば860年),リューリクは同族のアスコリドとディールにビザンティン遠征の許可を与え,879年幼児イーゴリを一族のオレーグに託して死亡,882年オレーグはイーゴリを擁して南下し,キエフ公国を建てたという。これらの記事をめぐり,ルーシのノルマン説・非ノルマン説,ロシア国家建国者のノルマン説・スラヴ説などの論争が,18世紀前半以来つづけられており,「ロシア国家起源論争」「ルーシ論争」として知られる。リューリク自身も半伝説的存在といってよい。