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●琉球国由来記 りゅうきゅうこくゆらいき

アジア 日本 AD1713 江戸時代

 1713年(康煕52・正徳3)琉球国王尚敬の命で,各地方からの報告書をもとに旧記座が編纂したものである。琉球国王城の祭祀・官職の由来をはじめ,各地方における祭祀が詳しく記されている。各間切や島々の御嶽(おたけ,拝所)の名と神名が総数で875嶽について記されており,数多の祝詞も含まれている。歴史史料としてのみならず民俗資料としても多くの示唆を与えてくれるものである。内容は次のとおりである。巻一王城之公事,巻二官爵列品,巻三事始乾,巻四事始坤,巻五城中御嶽併首里中御嶽年中祭祀,巻六国廟・玉陵,巻七泊村由来記,巻八那覇由来記,巻九唐栄旧記全集,巻十諸寺旧記,巻十一密門諸寺縁起,巻十二より巻二十一沖縄本島・宮古島・八重山島及びその周辺の離島における祭祀。横山重編『琉球史料叢書』所収。

〔参考文献〕伊波普猷「琉球国由来記解説」『琉球史料叢書』二,1972,東京美術