●リベリア共和国 リベリアきょうわこく
アフリカ リベリア共和国 AD
西アフリカの面積11万平方km余,人口211万人(1982)の小国。高温多湿で,11〜3月の乾期を除き降水量は多く,熱帯樹林におおわれている。かつて胡椒海岸とか穀物海岸として知られた。住民は数十の黒人部族から成っているが,アメリカからの黒人移民が人口の5%を占め,公用語も英語となっている。おもな産業は総輸出額の過半数を占める鉄鉱石のほか,天然ゴム・ダイヤモンド・木材などである。また,便宜置籍船制度をとっているため,商船保有量は形式上は世界一となっている。1821年,アメリカ植民協会が解放奴隷のため選び出したのが,リベリアの地であり,アフリカ最初の共和国として1847年に独立した。この建国のいきさつから,独立当時より多勢のアメリカの黒人が移住し国の実権を握りつづけたため,原地黒人の反発を招き,ついに1880年クーデタをひきおこすにいたった。新体制はアメリカ系支配の一新をはかっているが,政情はまだ必ずしも安定せず,外交面での親アメリカ路線は不変である。
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