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●吏読 りとう

アジア アジア AD 

 日本の万葉仮名のように,漢字の音と訓を用いた朝鮮語の特殊な表記法。主として助詞・助動詞が,これによって表記されるのがふつうである。この表記法は,新羅時代に創案されたもので,塔碑文・鐘銘の文中の補助文字・高麗以後李朝時代の各種の文記・公式の啓状のなかにも使用されている。漢語で表記しえぬ人名・地名・官職名などを,書き表そうとするところに考案されたものであろう。吏読は「リトウ」と読み,「吏道」「吏吐」「吏頭」とも書く。これに類似するものに「吐」と称するものがあるが,これは,漢文を訓読する場合の朝鮮語の助動詞・助詞を表現する場合に使われる。ただ「吐」は,漢字以外に漢字の略体およびハングル(諺文)でもっても表記される。しかも多くは,経書の諺解などの助動詞・助詞に使用されている。