●リットン調査団 リットンちょうさだん
ヨーロッパ フランス共和国 AD1932 フランス共和国第三共和政
満州事変について国際連盟が派遣した国際連盟日華紛争調査委員会のこと。満州事変勃発後の日本側の強硬な態度と,イギリス・フランスを中心とする列強の対日宥和のために,1932年(昭和7)1月,イギリスのリットンを長とし,フランス・ドイツ・イタリア・アメリカの代表から成る委員会を連盟は編成した。同年3〜6月にわたり中国・満州を調査し,9月に報告書を提出した。この間の3月1日に,満州国が独立を宣言,報告書提出前の9月15日に,日本は同国の独立を承認した。報告書は,柳条溝事件における日本軍の侵略は自衛とは認められず,また,満州国の独立も自発的とはいえないとした。しかし,事変前の状態に戻ることは現実的でないという日本の主張をとり入れ,日本の満州国における特殊権益を認め,日中間の新条約の締結を勧告した。この報告書をめぐり,日中は対立したが,連盟で採択されると,日本はすぐに連盟を脱退した。