50音順    検 索

●リチャード1世 リチャードいっせい

ヨーロッパ 英国 AD1157 プランタジネット朝

 1157〜1199(在位1189〜99)ヘンリー2世の第3子。獅子心王といわれ,第3回十字軍遠征(1189〜92)で武勇を轟かせた。1192年末,遠征からの帰途オーストリア公に逮捕され,1194年2月まで皇帝ハイリンヒ6世の虜囚となるが,巨額な身代金によって釈放された後は再びめざましい活動を展開する。1194年3月にいったん帰国するが,2カ月後にはノルマンディーに渡り,フランス王フィリップ2世と戦って,1198年までに失地の大半を回復・確保した。その間,フランドル侯やドイツ諸侯たちと友好関係を結び,ヨーロッパ外交の中心人物となった。一方,国内統治については不在が多く怠慢で,最高司法長官に政務をゆだねた。彼らはよく統治の任に当たったが,国王の遠征・身代金支払いによる財政負担は重く国民にのしかかり,諸侯の反感を招くことになる。封建貴族の勢力は当代から強くなっていく。彼は1199年3月,シャルース城を攻撃中流れ矢にあたり,それがもとで4月に没す。

01