●リースマン
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1909
1909〜 アメリカの社会学者。ハーヴァード大学で法律を学ぶ。卒業後法曹会に進むが,1949年シカゴ大学で教鞭をとり,1958年からはハーヴァード大学教授。1940年代,アメリカの社会学会では,国民性の理解に関する研究が興隆となったが,リースマンはそれらの研究がフロイトの生物学的普遍主義・人類学的知見の無媒介な一般化論にもとづく没歴史的な議論であるとして批判し,ネオ=フロイディアンのフロムの影響の下に独自の社会的性格類型の提唱を試みた。彼は,社会的性格類型を歴史類型と普遍類型とに分け,前者をさらに歴史の人口論的モデルに従って,高度成長潜在的段階の“伝統指向型”,過渡的成長段階の“内部指向型”,初期的人口減退段階の“他人指向型”に区分し,後者についても“適応型”“アノミー型”“自律型”を上げ,両者の立体化による社会的性格モデルの類型化に成功した。〔参考文献〕リースマン,加藤秀俊訳『孤独な群衆』1968,みすず書房