●理神論 りしんろん
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啓蒙時代のヨーロッパに流行した宗教思想で,自然神論・自然宗教ともいう。語源はラテン語のデウス(神)に由来し,ギリシア語のテオス(神)に由来するセイズム(有神論)に対する語である。神を創造者とする点では有神論と共通するが,神の力の及ぶ範囲を宇宙の創造だけに限り,宇宙が創造されてから,それは神から独立した形で展開していく力を所有して,それ以後はネジを巻かれた時計のように定められたコースを進んでいくと考える理論。有神論では,奇跡・予言・恩寵のような非現実的・非合理的なことも聖書や伝承・伝説などによってそのまま認められるが,理神論では,このような非現実・非合理的なことはすべて否定されている。西欧近世において,宗教が合理的・人間的にとらえられる過程で発達した理論であり,これはさらに無神論という極論に達することになった。