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●陸羽 りくう

アジア 中華人民共和国 AD 

 ?〜804 中国,唐の隠士・茶道の開祖。別名は疾,字は鴻漸・季疵,号は桑苧翁。復州竟陵(湖北)の人であるが出生は明らかでなく,水浜で一僧に拾われて育った。幼時に俳優となって「詼諧(かいかい)」(おどけ歌)数千言をつくり,天宝年間(742〜756)には州の太守李斉物から書を授かり,大門山に住んだ。風采は上がらず吃音(どもり)であった。760年(上元1)ごろから浙江に移り住み,門を閉ざして隠遁生活をつづけた。一人野に出て詩を口ずさみ木を撃ち,徘徊して思いが得られねば慟哭して帰ったという。太子文学に拝され太常寺太祝に移されたが任につかず,貞元の末(804ころ)に死んだ。『茶経』3巻を著して飲茶の風習を世に広め,茶神としてまつられた。御史大夫李季卿の無礼をはじて『毀茶論』を著したほか,『君臣契』『源解』などの著書があったが,『茶経』以外は失して現存しない。