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●蘭画 らんが

アジア 日本 AD 

 江戸時代の西洋画・洋風絵画をさす。別に和蘭陀絵・紅毛画・西洋画・西画ともいう。はじめはセミナリオで宣教師が教育し,油彩画と銅版画を信者に教えた。その後西洋風俗画がつたわり,世俗画が盛んになった。初期には南蛮画とも呼ばれたりした。享保以降洋書輸入解禁後,蘭学も興隆し,西洋画の遠近法や陰影法などの合理的画法への関心がすすみ,平賀源内は『西洋画人像』という油絵の伝承作品をかいたともいわれる。それはともかく宋紫石を通じ,谷文晁渡辺崋山らも洋風表現に関心をよせる。1713年(安永2)源内は秋田へまねかれ,藩主佐竹曙山や一族で角館城主佐竹義躬,藩士小田野直武や田代忠国に西洋画の理論と実際を伝授している。これによって秋田蘭画が開花している。その後この流れは司馬江漢の銅版画となり,亜欧堂田善(1748〜1822)のごとき人を生み出し,その後石川大浪・孟高を生む。