●ラロトンガ島 ラロトンガとう
大洋州 クック諸島 AD
クック諸島の主島。東西10.5km,南北7.5km,面積67平方km,最高地点テ=マンガ山652mほかの山々がそびえ,風景の美しさで知られる。初めて訪れた(1823)ヨーロッパ人は,ロンドン伝道協会のジョン=ウィリアムズだとされていたが,最近の研究報告によると,反乱後のバウンティ号が最初ではないかと目されている。その後に,読み書きを習ったラロトンガ人によると,大きな船が現れ,このとき以来,島内でオレンジやカボチャの栽培が始まったという。それがバウンティ号であろうとの推定である。1888年イギリスの保護下に置かれ,1901年5月正式にニュージーランド属領となったが,それに先立って1900年10月8日ラロトンガ島のマケア女王からヴィクトリア女王への領土割譲式が執行された。マケア女王はマザー=ハバードを着込み,カンカン帽をかぶって威儀を正した。受け入れ側のニュージーランド総督も,膝までの白い半ズボンに白の絹靴下をはいていた。列席の将兵も正装であった。南太平洋諸島のなかで,これほど飾りたてた儀式はほかにないだろうと評判になった。マケアの末裔は現在も尊敬されている。