50音順    検 索

●ラマルク

ヨーロッパ フランス共和国 AD1744 フランス王国

 1744〜1829 フランスの博物学者。没落貴族の子として生まれ,軍人となって七年戦争に従軍,退役後,貧困のうちにあって植物学の研究を行った。1793年,王立庭園がフランス革命によって改組された自然史博物館の動物学教授となり,以後はおもに無脊椎動物の研究に従事した。1801年,『無脊椎動物の体系』を出版,そこで着想した生物進化に関する理論を,1809年の『動物哲学』で展開した。ラマルクは生物が,単純なものから複雑な体制をもつものへとしだいに進化してきたと考え,その変異の原因が生存環境にあるとした。生物は環境から生じる必要に応じて,器官を発生・発達させたり,退化させたりし(用−不用説),そうして得た生存に有利な形質が子孫に伝えられ(獲得形質の遺伝),多くの異なった種が誕生したとするラマルクの進化理論は,ダーウィン以後も進化論の一つの潮流をなしたが,遺伝学の支持を得られなかった。

01