●ラピタ土器 ラピタどき
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ラピタ文化とはポリネシアの祖先にあたる南太平洋の古代文化である。ラピタ文化の代表的な文化遺産はラピタ土器という独特の土器によって象徴されている。今世紀の初期,ニューブリテンのビスマルク諸島で出土されたのをきっかけに,主としてメラネシアや西ポリネシアで発見されている。ラピタという名前はアメリカの考古学者ギフォード博士とシャトラー博士によって詳しく調査されたニューカレドニアのラピタ遺跡からとられている。炭素の年代測定によるとラピタ文化は紀元前1500から前500年ごろまでに栄えた文化である。ラピタの村はカヌーの出入りが便利な海岸線地帯に存在した。遺跡から貝殻や魚の骨が土器といっしょに発掘され,海洋文化の食生活を物語っている。
ラピタ土器は,くしのような文様を粘土に押しつけ,また,その文様を石灰等で白く塗り込み強調させている。土器のデザインモチーフは複雑で約140種類にも及ぶ。その複雑さはラピタ文化圏の西部で最も著しく,サモア島等東部へ向かうほどデザインは簡単になっていく。現在,入れ墨やタパの文様等に,土器に使われた古代の文様がなおみられることは興味深い。