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●ラッテ=ストーン

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 マリアナ諸島で9世紀から17世紀にかけてつくられた多数の石造遺跡。石の角柱の上に,カップ型の石が乗っており,通常,一定の間隔に1列に6本,2列にむかい合って合計12本並んでいる。現場には貝器などを製作した跡や,パウンディング用の石臼などがみられ,生括に密接した臭いが感じられるが,同時に,発掘すると遺体が出土する。初期のものは比較的小さく,全高数十cmのものもあるが,後期のものは2m前後のものも多く,とくにテニアンに残っているハウス=オブ=タガ遺跡のものは高さ4mを超える巨大なものである。これが何を目的に造られたものかという問題については,17世紀後半のスペイン,チャモロ戦争によって原住民の大部分が殺戮され,伝承が絶えたため定かではない。人類学者のあいだでは,従来,支配階級の家の土台説・祭祀場説・お墓説などがあったが,最近では“家の土台説”が最有力である。しかし台風通過海域であり,かつ地震地帯でもあるマリアナ諸島で,なぜわざわざ不安定な基礎の上に家を建てたかという基本的な疑問も残る。なおマリアナ諸島の考古学上の時代設定として,ラッテ=ストーンがつくられた時代(9〜17世紀)をラッテ時代という。

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