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●ラシーヌ

ヨーロッパ フランス共和国 AD1639 フランス王国

 1639〜1699 フランスの劇作家。古典劇の最高峰としてコルネイユと並び称せられる。収税吏の子に生まれたが3歳で孤児となり,ポール=ロワイヤル僧院で養育され,ギリシア古典の高度の教育を受ける。パリで第1作『ラ=テバイード』(1664初演)を発表。以後,1677年までに『アレキサンダー大王』『ブリタニキュス』『アンドロマク』『ベレニス』『ミトリダード』『イフィジェニー』『フェードル』などの傑作を次々に発表した。ルイ14世の愛顧を得,アカデミー会員となる一方,モリエールコルネイユとのあいだに確執を生じた。作品は古典主義の三位一致の原則を守って簡素な筋立てのなかによく人間感情の悲劇を盛り込んでフランス悲劇最高の完成度を示し,観客を感動させる。1677年王室修史官となって作劇の第一線を退いた。この分野の業績に『ポール=ロワイヤル小史』(1694)がある。彼の子ルイも文筆家で,『ジャン=ラシーヌの憶出』を書いた。

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