●ラージプート族 ラージプートぞく
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ヒンドゥー教徒の代表的な王侯戦士カースト。語源はサンスクリット語のラージャ(王)とプトラ(息子)との合成語の訛ったもの。主として北部・西部インドにおり,太陽族・月族・火族の3系統に分かれ,全体として36の外婚制氏族からなるといわれる。彼ら自身は古典的なクシャトリアの直系の子孫であると主張し,一般のヒンドゥー教徒もそのように認知しているが,彼らの起源は必ずしも明瞭でない。このカースト名称が記録に現れるのは7世紀以後であり,おそらく古代の王侯戦士に加えて4世紀以降北方から侵入したフン族そのほかの戦闘民族が徐々にヒンドゥー化してゆるやかなカーストを形成したものと思われる。8世紀以後彼らは各地に氏族単位の王国をつくったが,その多くはムスリムの侵入によって滅ぼされた。だが一部はこれに服属朝貢して残り,のちにイギリス政府に藩王国として認められ,インドの独立直後まで残存したものもいる。