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●ラシード=アッディーン

アジア イラン・イスラム共和国 AD1247 

 1247ごろ〜1318 イランの政治家・歴史家。30歳前後にイル=ハン国第2代アバカ=ハンの宮廷に医師として仕えた。その後,ガザン=ハンに才能を見出され,1298年に宰相に任じられ,1317年までその職にあり,ガザン・オルジェイト両ハンに仕えた。その間,税制・土地制度・水利事業などガザン=ハンの一連の改革に関与し,大きな役割を果たした。またガザン=ハンはモンゴル族の歴史の書を作成して後世に残そうとし,1300年にその編さんをラシードに命じた。1306年に完成したが,ガザンはすでに没しており,オルジェイト=ハンに献呈された。オルジェイト=ハンは,さらに万国史・地理誌の作成をラシードに命じた。1310年にそれも完成し,すべて合わせて『集史(『総合史』ともいう)』と称された。1317年アブー=サイードが即位すると失脚し,さらにオルジェイト=ハンを毒殺したという汚名を着せられて逮捕され,1318年に処刑された。