50音順    検 索

●ラオコーン

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 トロイアのテュンブレのアポロンの神官。トロイアの王プリアモスの助言者であったアンテノルの子。トロイア戦争中,ギリシア人はトロイア城が陥落しないので巨大な木馬をつくり,そのなかに兵士を隠して放置し,トロイア攻略をあきらめたとみせかけて,木馬が城内に引き入れられたときに,なかの兵士が内側から城門を開ける計略を考えた。ラオコーンはトロイア人がその計略にかかることを心配して,木馬を城内に引き入れることに反対した。彼が海辺でアポロンに犠牲を捧げていたときに,2匹の大蛇が泳いできて,彼と二人の息子を締め殺した後に,アテナ神殿中の女神の像の下にとぐろを巻いた。この蛇は,彼が木馬の引き入れに反対したために,ギリシア側に味方するアテナが送った,といわれる。蛇に巻かれて苦しんでいる有名なラオコーンの像は,ロードスの彫刻家アゲサンドロスポリュドロスアテノドロスによる前1世紀の作である。