●ラヴェンナ
ヨーロッパ イタリア共和国 AD
イタリア北東部,ポー平原の東南線に位置する都市。古代にはアドリア海に面していた。古代ギリシアのテッサリア人が創設したといわれる。エトルリア人の支配をへて,共和政末期にローマと同盟関係に入り,アウグストゥス時代にはローマ海軍基地として栄えた。402年に西ローマ帝国の首都,ついで493年に東ゴート王国の首都になった。その後,東ローマ帝国の将軍ベリサリオスに占領され(540),2世紀のあいだ,東ローマ帝国のイタリア半島支配の拠点として最盛期を迎えた。そのため初期ビザンティン美術を代表する壮大なモザイク・建築物・彫刻が数多く残っている。ガッラ=プラチディア廟・サン=ヴィターレ聖堂・サン=アポリナーレ=ヌオブォ聖堂など。その後,ロンバルディア人ピピンの支配を受け,773年にローマ教皇に譲られた。以来,ヴェネツィアやナポレオンの占領を受けたが,1860年まで名目上にしろ教皇領であった。亡命者ダンテが最晩年をここで過ごし,墓もある。1950年代になって石油化学工業がおこり,現在は工業都市への道を歩んでいる。