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●ラー

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 古代エジプトの太陽神。レーとも呼ばれる。頭上に聖なる蛇(ウラエウス)で縁どられた日輪を戴く人間または鷹(ホルス)の姿で表され,下エジプトのヘリオポリスが信仰の中心であった。神話によれば,ラーは聖船に乗って,昼は天空の女神ヌゥトの上を東から西へ航行し,夜はヌゥトの体内または地下を西から東へすすみ,翌朝東の空に再生する,とされた。古王国時代から王朝の守護神となり,第5王朝の諸王は,ラーのために競ってオベリスクを神体とする太陽神殿を建立した(オベリスクやピラミッドは,ヘリオポリスの神殿で太陽神の象徴として崇拝されていた尖頭型の聖なる石「ベンベン石」の形を模してつくられたものと考えられている)。また第4王朝のカフラー王のころから,国王は「ラーの子」という称号を帯びるようになった。ラーは,またエジプトの中央集権化が推し進められていく過程で他の神々と習合し,アトゥン=ラー・アメン=ラーなどと呼ばれるようになった。