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●ヨハネス12世 ヨハネスじゅうにせい

ヨーロッパ イタリア共和国 AD937 中部フランク王国

 937ごろ〜964 131代教皇(在位955〜964)。前名 Octavius。ポルノ政治で悪評高いローマの有力貴族マロツィアの孫。ローマと教皇領を事実上支配していたアルベリコ2世の息子。961年北イタリアの支配者ベレンガリオ2世の圧迫を受け,ヨハネス12世はドイツ国王オットー1世に援助を要請した。それに応えて国王は962年イタリアに遠征した(なお963年にベレンガリオを降伏させる)。962年に遠征に報いるためヨハネスはオットーに皇帝戴冠を行う。オットーは教皇権に対する影響力を強めるため,教皇宛の『オットーの特許状』のなかで,ヨハネスに対して,教皇は叙階前に皇帝に忠誠を誓うことを要求するに及んで両者の関係は悪化した。ヨハネスがビザンツ皇帝に援助を求めたのに対して,オットーは教会会議を開き,教皇を廃位し新教皇レオ8世を選出させた。皇帝がローマを離れるとヨハネスはローマに帰り,教会会議でレオを破門にしたのち急死した。