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●与那国島 よなぐにじま

アジア 日本 AD 

 石垣島の西方128kmにある日本最西端の島。周囲29.54km,面積28.52平方km。祖納・比川・久部良の三集落が与那国町を構成しており,世帯数約670戸,人口約2,100人。田原川流域では古くから稲作が行われてきた。『琉球国由来記』(1713)に,八重山地域を統轄する蔵元から与那国与人(ゆんちゅ)・与那国目差(めざし)・祖内目差などの諸役人が派遣されたとある。また『与世山親方八重山規模帳』(1768)によれば,八重山の村々が三つの間切(石垣間切・大浜間切・宮良間切)に区画された際,与那国はこれらに属さない遠隔の地として頭役三人の輪番で管轄されたとある。18世紀中頃には祖納・鳥仲・鬚川(ひげかわ)の三カ村があり番所は祖内に置かれた。島の西端に位置する久部良集落は後に開かれた漁港で,島外からの移住者が多く,カツオ漁の基地として栄えている。島内には南方・大陸との交易を窺わせる遺跡があり,磁器の破片を出土する。与那国島には在来種で小型の馬がおり,現在も農耕・運搬に用いられる。琉球国では冊封時代に馬を中国に貢納していたが,今日そのほとんどが絶え残っているのはヨナグニウマのみである。