●予定説 よていせつ
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キリスト教における,神がある人々を救いへと予定しているとする教説で,その解釈をめぐって古くから論議が重ねられていた。カルヴァン(カルヴィン)は救いと滅びの二重予定説をとる。ある人々は永遠の祝福された生へと予め定められ,その他の人々は神から見捨てられ滅びへと定められているとする。救いは神の自由な愛と恩恵によるものとされ,人間の信仰や善行によるとする考えは退けられる。こうして救いはわれわれに根拠をもたず,隔てられた神のみによることとなるためわれわれは内面的に孤立し不安に陥らざるを得ない。カルヴァンは,救いへの自らの選びを確信する方法として,現世における自らの世俗的職業労働に勤しむことを説くことになった。信仰が救いを確信させるものとなるためには,それが神の栄光を増すための神の召命(職業)に応える活動として外面化されなければならないと説いたのである。