50音順    検 索

●ヨーゼフ2世 ヨーゼフにせい

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1741 ハプスブルク朝

 1741〜1790 ドイツ王・神聖ローマ皇帝(在位1765〜1790)。フランツ1世とマリア=テレジアの長子。啓蒙専制君主を代表する一人。1764年,ハプスブルク家の家督を継ぎ,ドイツ王,翌年,皇帝になったが,1780年まで母マリア=テレジアとオーストリアを共同統治した。1772年には第1回ポーランド分割に参加してガリツィアを得,1775年にはトルコからブコヴィアを加えて領土を拡大しているが,事実上はマリア=テレジアの意志による。啓蒙思想の影響を受けプロイセンのフリードリヒ2世(大王)の治績を尊敬し,領主を抑えて農民の解放を進め,宗教上も寛容令を発布・税制の改革も行い,保守派からは〈革命的〉と言われる一面,ネーデルラント(1785)やハンガリー(1788)で反乱が起こり,聖職者からの反発も強く,ロシアのエカチェリーナ2世と結んで策したバイエルン侵入も失敗した。彼の啓蒙的改革主義は「ヨーゼフ主義」と呼ばれる。