50音順    検 索

●吉川英治 よしかわえいじ

アジア 日本 AD1892 明治時代

 1892〜1962(明治25〜昭和37)大衆小説家。本名吉川英次(ひでつぐ)。神奈川県久良岐郡中村町(現横浜市中区山本町)生まれ。小田原藩下級武土の家柄。父直広が事業に失敗し没落したため中学を中退する。印刷店の小僧・少年活版工・税務監督局給仕・海軍御用商の店員・日雇い・横浜ドックの船具工などをつとめ,社会の底辺を知る。1910年(明治43)母の励ましで上京,町工場職工となる。川柳雑誌で井上剣花坊と知り合い,その後,「講談倶楽部」「面白倶楽部」「少年倶楽部」に投稿。1921年,山崎帝国堂広告文案係。毎夕新聞記者となる。1922年,『親鸞』連載,震災で独立し以来,大衆小説家となる。代表作『宮本武蔵』(1935〜1939)の他に『神州天馬侠』(1925),『新書太閤記』(1939〜1945),『三国志』(1939〜1943),『高山右近』(1948),『平将門』(1950),『私本太平記』(1958〜1961)などがある。1960年文化勲章受章。彼は“生涯一書生”と言い,“大衆即大智識”と言っている。そうした精神で大衆小説を書いた人である。

01