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●浴場 よくじょう

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 入浴するための部屋あるいはその建て物。古代から,各時代にあるいは各地方にさまざまな形式・規模の浴場が存在する。そのうち最古のものは,今から約5,000年前のインダス渓谷にあるモヘンジョ=ダロ公衆浴場であると思われる。また,クレタ島のミノス王の宮殿(前2000〜前1800)にも,立派な浴室が備えつけられていた。また,ギリシア・ローマ時代にも,冷水や温水,それに蒸気やシャワーなどの形式の浴場も記録の上ではあったとされており,実際にそれらの遺跡も存在している。そのうち,とくにローマ時代のカラカラ帝の大浴場は,各種の浴室とそれに付属する各種の娯楽の施設をあわせもち,一ぺんに1,600人もの人数を収容できる大規模な浴場として有名である。人間にとって入浴は欠かすことのできないものである。そのため,浴場は中世から近代・現代までそれぞれの時代地方によってさまざまな種類の形式で造られていった。