●養老律令 ようろうりつりょう
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律10巻13編,令10巻30編から成る。従来701年(大宝1)撰修の大宝律令が718年(養老2)に藤原不比等らによって改修・施行されたものと考えられてきたが,現在では大宝律令の完成後も不比等を中心に継続して行われていた律令撰修事業が養老3年の彼の死によって頓座し,その後757年(天平勝宝9)に至って,彼の孫に当たる仲麻呂が祖父の顕彰のため編さん途上のものを施行するとともに,その完成を養老2年に仮託したことが明らかにされている。その内容は多く大宝律令の字句の修正にとどまっている。律は早くに散逸しその一部が知られるにすぎないが,令は倉庫令・医疾令の二編を除く大部分がその注訳書である「令義解」に収録されている。令の注釈書としては他に「令集解」が知られる。律・令ともに逸文収集の努力が払われ,その結果はともに「新訂・増補 国史大系」の「律」「令義解」「令集解」に収められている。