●夢占 ゆめうら
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夢によって吉凶を占うこと。ユメウラナイとも言う。夢は神のお告げまたは事件の前兆と信じられ,夢の内容を解釈することを〈夢を合す〉と言い,古くは夢解(ゆめとき)と称する夢の吉凶を判断する占師もいた。夢は神聖なものとされたため,夢とくに吉夢はやたらに人に話すものでないとか夜に夢の話をすべきでないと言われた。悪い夢を見た場合には,〈夢違え〉と言って災厄を払う祈祷や呪いを行った。正月2日の初夢に,枕の下に敷いて寝る宝船にも獏(ばく。悪夢を食うという想像上の動物)の字がよく書かれた。また〈夢は逆夢〉といっていやな夢は逆によいことの前兆と見られ,蛇や斬られた夢を見ると金が入るなどと言われた。しかし本来,夢はそのまま神霊の意志の表れと信じられており,とくに進退が極まった一大事を前に神仏に祈念して見た夢は正夢と受けとられ重要な判断や決断の材料とされた。昔話には「夢買い長者」など夢を売買する話があるが,古くは『宇治拾遺物語』にも夢を買う話が出てくる。