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●弓神事 ゆみしんじ

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弓で的を射てその成否によって神意を占う行事。また的を鬼や魔物に見立て、それを射ることで魔除けとしての意味をもつ場合も少なくない。いずれにしても一年の事業の成功を占い、その年の安全を祈願するため年頭の行事になっていることが多い。弓神事は、形式上、馬に乗って的を射る騎射(きしゃ)と立って的を射る歩射(ぶしゃ)に大別される。騎射は流鏑馬(やぶさめ)とも言われ、鎌倉八幡宮日光東照宮を初め各地の神社の神事として行われている。その多くは三つの矢をもった騎手が三つの方形の的を射るもので、これらは貴族や武土の風習の影響を受けたものと考えられる。これに対して歩射は、主に庶民の間で伝えられたと考えられ、神社の境内や頭屋の庭先などに設けられた的を神官や村人の代表が射るものである。このなかにはハマウチといって転がした的を射る形のものも見られる。弓神事に使われ砕けた的は、魔除けのまじないとして参集した人々が持ち帰る場合が多い。