●ユトレヒト条約 ユトレヒトじょうやく
ヨーロッパ フランス共和国 AD1713 フランス王国
1713年4月11日,スペイン継承戦争の平和条約。その内容は,フランスがスペインと合同しないことを条件に,各国はブルボン系のフェリペ5世を承認し,イギリスはフランスからニューファンドランド・アカディア・ハドソン湾領域を,スペインからジブラルタル・ミノルカ島を得た。オランダはダンケルク要塞を放棄し,後日,スペイン領からオーストリア領に移されるネーデルラントの数都市を加えた。サヴォイは王国としてのシシリー島を獲得し国境線の一部を有利に修正することに成功した。プロイセンは王国と認められた。ポルトガルは南米で国境線を有利に修正できたなどである。なお,1714年にフランスとオーストリアの間にラシュタット和約が結ばれ,スペイン領ネーデルラント・ミラノ・ナポリを得た。ユトレヒト条約はスペインを,オーストリアのハプスブルク家のものからブルボン系のものとし,国際関係に大きな変化をもたらすことになった。