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●ユトランド沖の海戦 ユトランドおきのかいせん

ヨーロッパ 英国 AD1916 ハノーヴァー・ウィンザー朝

 第一次世界大戦中イギリス・ドイツ間で行われた最大かつほとんど唯一の海戦。ドイツ側は陸上とくに西部戦線での膠着状態を有利に打開するため,1916年5月31日〜6月1日,それまでイギリス海軍によってほとんど無傷のまま軍港の奥深くに閉じ込められていた海軍を出撃させ,待ち構えていたイギリス主力艦隊とユトランド島沖合で激しく交戦した。この海戦でイギリス側が蒙った損傷はドイツ側より大きかったが,結局ドイツ艦隊が再び軍港に逃げ戻ったためイギリスの制海権は揺るがなかった。別名スカゲラックの海戦とも呼ばれている。なおその後ドイツ海軍の主力はほとんど出動せず,敗戦が必至となった1918年秋戦局を少しでも有利にして休戦交渉に好影響を及ぼす目的で下された出動命令が,1918年11月3日のキール軍港での水兵の反乱を惹き起こし,これがドイツ革命と敗戦の直接契機となった。