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●ユスティニアヌス1世(大帝) ユスティニアヌスいっせい(たいてい)

アジア アジア AD485 

 485〜565 ビザンツ帝国皇帝(在位527〜565)。マケドニアで農民の子として生まれ伯父ユスティヌスの庇護を受ける。ユスティヌスが帝位に即くとコンスタンティノープルへ招かれて要職につき,ストリッパーだったと言われるテオドラと結婚する。ユスティヌス1世の死後帝位に即くが,532年首都で民衆の反乱(ニカの反乱)が起こり皇妃テオドラと名将ベリサリオスの働きによって鎮圧して皇帝権を確立した。そしてゲルマン諸部族によって失われた旧ローマ帝国領の回復に着手しベリサリオスと宦官ナルセスを起用,534年アフリカのヴァンダル王国,555年イタリア半島の東ゴート王国を征服,スペインの西ゴート王国にも軍隊を派遣しスペイン東南部を取り戻し(554),一時的にローマ帝国を復興し地中海を再び『われらの海』とした。一方内政面では帝国の法制度の改革を行い,法制長官トリボニアヌスらの法典編さん委員会を設けローマ法大全(ユスティニアヌス法典)を編さんして後世の法に大きな影響を与えた。またイシドロス・アンテミオスらの建築家を用いて,首都コンスタンティノープルにハギア=ソフィア大聖堂を建築した。宗教面では,451年のカルケドン公会議の決定と東方の単性説との折衷的方法によって帝国内の宗教的分裂を終わらせ,キリスト教信仰の統一を図ろうとしたが成功しなかった。