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●ユーグ=カペー

ヨーロッパ フランス共和国 AD941 西フランク

 941〜996(在位987〜996)フランス王。カペー朝第1代。カペー家(王朝となる以前はロベール家ともいう)は西フランク王国の有力貴族であった。父の大ユーグの後をうけてフランス公となり,パリ周辺地方を支配した(956)上に北フランス諸侯の首長の地位に立った。西フランク王ルイ5世の死(987)によってカロリング朝が断絶すると,諸侯によってフランス(西フランク)王に推戴された。これにはランス大司教アダルベロンと,その顧問であったジェルベール=ドーリヤック(のちの法王シルヴェステル2世)の工作があずかって力あった。カロリングの王族バス=ロレーヌ公シャルルを推す貴族たちが反乱し,ラン・ランス・ソワッソンに進出した。ユーグはシャルルを捕えてオルレアンの白塔に幽閉し貴族たちを帰服させた(991)。諸侯はほぼ完全に自立しており,しかもカペー朝の直轄領は狭隘で,同王朝の前途は多難であった。