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●遊行寺 ゆぎょうじ

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 藤沢山無量光院清浄光寺と号し,神奈川県藤沢市にある時宗の総本山。藤沢道場ともいう。開山四代呑海,開基俣野五郎景久。開創は1325年(正中2)1月藤沢の地にあったという廃寺極楽寺を再興して清浄光院としての起立であると言われているが,詳しいことはわかっていない。1426年(応永33)に焼失し,北条・三浦の兵火によって1513年(永正10)にも伽藍を焼亡してからは戦国時代を通じて復興されなかったが,1607年(慶長12)に再興されたのは江戸時代初期における普光の活躍によるものである。1911年(明治44)にはまた火災にあって多くの寺宝を焼失した。境内には1416年(応永23)上杉禅秀の乱で戦死した人々を供養する「藤沢敵御方供養塔」がある。

 また,本堂は木造としては東海道随一のもので1937年(昭和12年)落成したもの。本尊は6尺1寸の阿弥陀如来座像(慈覚大師作),外陣長拝には後光厳天皇の勅語「清浄光寺」を掲げ,本堂の後ろに納骨堂があり,全国信者の分骨が納められている。寺宝としては一遍上人絵伝10巻・一遍上人画像3幅・時空過去帳2巻・安食問答・六時居讃などがある。