●ユカギール族 ユカギールぞく
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ヤクート自治共和国の東北部に居住し人口は615人(1970年調査)。ユカギールは他称で,自称はワドゥルないしオドゥルで「強大な」の意。ツンドラ=ユカギールとコリマ=ユカギールの2グループにわかれ,伝統的には前者はアラゼヤ川とチュコチャ川流域に住むトナカイ遊牧民で,後者ははるか南のヤサチナヤ川とコルコドン川流域に住み漁労と狩猟を生業とした。今世紀の初めごろまでは伝統的な生活様式も保持されていて,社会は数個の家族からなるバンドを基本単位とし,性別と年齢に応じて協同労働と分業が行われ食料も平等に分配されていた。伝統的な宗教はアニミズムとシャーマニズムである。ロシアの植民以前は北極海沿岸から西はレナ河,東のスタノヴォイ山脈,南はヴェルホヤンスク山脈まで散住していたが,ヤクート族やエウェン族の拡張ともあいまって,しだいに居住範囲も狭められ人口も激減した。