50音順    検 索

●山本宣治 やまもとせんじ

アジア 日本 AD1889 明治時代

 1889〜1929(明治22〜昭和4)大正・昭和期の生物学者・政治家。京都宇治に生まれる。1907年,カナダに留学,1910年の大逆事件に衝撃を受け,1911年に帰国し,三高・東大を卒業後,京大・同志社大の講師となり,性科学を専攻した。1922年(大正11)のサンガー女史の来日を機に産児制限運動に乗り出し,しだいに社会主義運動に接近した。1924年,京都労働学校長,1927年,労農党京都委員長となる。1928年の第1回普選に京都2区で労農党から立候補して当選。三・一五事件後の反動の嵐のなかで,日本共産党系の政治的自由獲得労農同盟のただ一人の代議士として活躍したが,1929年,第56議会で治安維治法の改悪に真っ向から反対し,そのため同案可決の日,東京神田の旅館で七生義団の黒田保久二に刺殺された。著書に『山本宣治全集』(全7巻,1979,汐文社)がある。