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●山名氏 やまなし

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 南北朝・室町時代の守護大名。室町幕府の侍所頭人をつとめる四職家の一つ。本姓清和源氏。新田氏の祖義重の子義範が山名三郎と号し,上野国緑野郡山名に住したのに始まる。鎌倉期の動向は『吾妻鏡』などでうかがえるが,義範が1184年(元暦1)に平家追討の源義経の軍に参加したこと,一門のものが将軍の供奉をつとめたことぐらいであり,山名氏の発展の基礎は南北朝期の山名時氏によって築かれた。時氏は侍所頭人となるほか,1364年(貞治3)には丹波・丹後・因幡・伯耆・美作の守護職を兼ねた。時氏没後,一族はさらに和泉・紀伊・但馬・出雲・隠岐・備後の守護職を加えて全11国を占めたため,世に六分一殿と呼ばれた。この権勢は将軍足利義満の警戒するところとなり,一族内紛に乗じておさえられた(明徳の乱)。のち勢力を回復して,山名持豊(宗全)は応仁の乱(1467〜77)で細川勝元と対立した。近世には豊国が但馬国村岡に6,700石を得て交代衆となり,子孫は明治に諸侯に列せられ,男爵となった。