●山城 やましろ
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国名。京都府の南部。畿内の一国。上国。古くは山背とかき,早くから開拓がすすみ,秦氏や高麗氏らが移住。山背・山代国と称したが,794年(延暦13),平安遷都以降,山城国と改む。愛宕・葛野・乙訓・紀伊・宇治・久世・綴喜・相楽の8郡。国分寺は相楽郡加茂町,聖武天皇は相楽郡恭仁京に一時遷都とした。桓武天皇が長岡京において以来明治維新まで王都があったところ。そして鎌倉幕府時代には京都守護のち六波羅探題をおく,南北朝内乱以降,室町幕府が室町を中心につくられ,花の御所をつくる。侍所が京都守護を兼ね,細川・土岐・佐々木の大守護大名がその任にあたっている。戦国時代には戦国大名の上洛志向があり,天皇奉戴の意を示す。豊臣政権下にも聚楽第がつくられ,江戸時代には二条城に京都所司代がおさめられる。そのほかに淀・伏見・長岡・牧藩があり,幕末には淀藩のみとなり,廃藩置県後には京都府と淀県になり,同年合体して京都府となる。