●ヤップ
大洋州 ミクロネシア連邦 AD
ミクロネシアの西カロリン群島中にあり,太平洋諸島信託統治領のヤップ地区であったが,現在は,ミクロネシア連邦を構成する4州の一つである。およそ1,120kmの広い海域に,ヤップ,ウルシイ,ウォレアイなど,大小とりまぜて約149の諸小島があり,このうち人が居住しているのは,二つの島と九つの環礁である。土地面積は合わせて119平方kmである。ヤップ州の中心は,ヤップ島であり,ヤップ島とは,それぞれ狭い水路で分離された Yap,Map,Rumung,Gagil-Tomilの4島から成りたつ島の総称である。ヤップ島の北半分は丘陵地帯で,最高地点は300mである。南部は,湿地帯と樹木の茂った平坦地である。中心都市はコロニアで,政治・経済の機能が集中している。ヤップはミクロネシアのなかでも伝統や慣習が強く守られている社会であり,今日でもなお,伝統的衣類を身につけている人が数多くいる。