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●ヤサウィー教団 ヤサウィーきょうだん

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 イスラーム神秘主義教団,いわゆるタリーカの一つで,おもに中央アジアとアナトリアに分布する。11世紀末ごろ,旧ソヴィエト連邦カザフ共和国のチムケント東方にあたるサイラム村で生まれたとされるアフマド=ヤサウィーを創始者とする。ヤサウィーはボハラで,フワージャガーンというタリーカのシャイフであるユースフ=アルハマダーニーの弟子となり,その死後シャイフを継承して,今のトルキスタン市にあたるヤスを中心に,1160年代に没するまで活動した。その教義はトルコ人旧来の信条や儀礼の影響が強く,また彼はその主義の普及に際し,口語のチュルク語の韻文を用いたので,ヤサウィーの信仰は,東トルキスタンからアナトリアへと拡大し,多くの信者を得た。アナトリアのタリーカであるベクターシュ教団も,これの分派と考えられている。ヤサウィーの残した韻文は,ディワーネ=ヒクマトに集成され,のちのチュルク文学に強く影響したとされる。