●厄除け やくよけ
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自然や運命または神霊の力にもとづく災厄を事前に予防し,あるいはすでにふりかかった災厄をはらい落とそうとする祈願や呪術。厄ばらいや厄落としが,事後の積極的な行為のように聞こえるのに対して,厄除けは消極的な感じを受けるが,それは語感の問題にすぎない。現実には漠然と多様な行為を包含し厳密に概念を規定することができない。神社や寺院のなかには厄除け大師のように,参詣すれば厄除けの効験ありと表明しているものもある。境内の大きな香炉の煙を身体にかけると,効果があるなどという。あるいはお札(ふだ)をいただいてきて,身につけたり屋内や自動車にまで貼りつけたりする。厄の内容は,予想されるあらゆる危険に及んでいるが,とくに厄年の厄と理解される場合が多い,厄年の人が正月や節分,その社寺の祭礼日・縁日に参詣する。厄年に行われる呪術的な行為行動も,すべて厄除けを目的としたものである。
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