50音順    検 索

●モンテッソーリ教育法 モンテッソーリきょういくほう

ヨーロッパ イタリア共和国 AD 

 1907年,イタリアのマリア=モンテッソーリが「子どもの家」で創始した教育方法。成果は1907年『科学的教育学の方法』に結実し,新教育運動に大きな影響を与え,今日なお,幼児教育や障害児教育の分野で生きている。この教育法の特徴は,子どもの自由・自発的な活動の重視と,適切な環境のもとでの感覚的作業の重視にある。児童の内からの発達を重視した彼女は,教育の課題はその自然的発達を助長することであるとし,一斉課業をやめ,賞罰などの外からの形成を排除し,生活に密着した自由な活動と自発学習を取り入れた。また彼女は,感覚器官の練習を知的発達のための重要な基礎と考え,種々の教具を工夫し,多様な感覚を系統的に訓練するすぐれた方法を提出している。しかし,彼女の感覚訓練・知的訓練の方法には幼児能力早期開発論に陥る危険性があるという批判もある。