●問題児 もんだいじ
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広義には異常児・欠陥児を,狭義には社会的不適応児をさす。一般に後者の意味で用いられる。問題行動は,盗み・暴力行為・不純異性交遊のような反社会的行動と,登校拒否・無口・臆病のような非社会的行動とに分けられる。しかし,問題行動の規定や判断基準は確たるものとしては存在していない。ウィクマンらが明らかにしたように,それは各立場によっても異なるし,当該する地域社会・文化・時代によっても異なる。現代社会とのなかで最近クローズアップされてきたことは,問題行動の数的増加であり,これはどの子も問題児であるという視点をもたらす。他方,それは重症化・多様化・重複化し,さらに低年齢化の様相を示す。社会階層的には中流階層での増加が目立つ。また遊び型非行と称されるような気軽な態度が見受けられる。以上みた社会や学校内の事柄に加え,近年家庭内暴力に代表されるような,家庭内問題児が衆目を集めている。