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●モンスーン

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 季節風。冬季に大陸から海洋へ吹き,夏季に海洋から大陸へ吹く風のことで,各季節のなかで出現回数が多く,大気大循環の風系に匹敵する地理的広がりを占める風のこと。モンスーンということばはアラビア語の mausim に由来し,元来はアラビア海で冬季に内陸から吹く北東風と夏季に海洋から吹く南西風に対して用いられたが,現在では地球上の同種の風に対して広く用いられている。アラビア海のモンスーンは昔から地中海・アラビア方面と,アフリカ東岸・インドを結ぶ航海に利用され,ヨーロッパとアフリカ・アジアの文化交流に重要な役割を果たした。またアラビア海やベンガル湾で夏季に吹く南西モンスーンは,インド・タイ・ビルマ・ヴェトナムなど南アジアから東南アジアにかけての国々に激しい雨季をもたらし,基幹産業である農業への影響を通してこれら諸国の国民経済と深くかかわっている。