●モンゴル語 モンゴルご
アジア モンゴル国 AD
モンゴル民族が用いてきた言語。アルタイ諸語の一つ。使用人口約500万人。特徴は語頭に子音群や rが立たないこと,母音調和があること,膠着語であること。語順・文の構造が日本語等と同様なことその他である。その明確な歴史は,ウイグル文字を借用し,記録を残しはじめた13世紀までさかのぼりうる。この系統の文字は今も中国内で使われているが,プリアト自治共和国では1938年から,モンゴル人民共和国では第二次世界大戦中キリル文字に切り替えた。パスパ文字は元代のみで廃(すた)れた。現代のモンゴル語は17世紀ごろのモンゴル語を過渡期として成立した近代モンゴル語の延長線上にあると考えられている。その方言はポッペ説によればサンタ(ドンシャン)・モングォル・ダグル・モゴル・オイラート・ブリアト・モンゴルの7語に分けられる。最大の方言はモンゴル語であり,モンゴル人民共和国のハルハ語,内蒙古自治区のチャハル・カラチン=トゥメト・ウジュムチンなどの方言からなる。