●モルッカ諸島(香料諸島) モルッカしょとう
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インドネシア東部の島々でスラウェシ島とニューギニア島のあいだに散在する。16世紀にはポルトガル人が来て香料貿易を始めた。17世紀の初頭オランダ人が来航し,ポルトガル人を追い出してアンボン島に拠点を築いた。イギリス人も同島に商館を設けて香料貿易に従事したので競争が激化したが,1623年のアンボイナ事件によりオランダ東インド会社がイギリスの勢力を一掃し,モルッカ諸島全域を支配下に置いた。オランダは香辛料の過剰生産による市場価格の下落を恐れ,しばしば艦隊を派遣して過剰香料樹を伐採させた(ホンギ遠征)ため,住民の反乱が多発した。第二次世界大戦後,オランダはこの諸島をスラウェシを中心とする東インドネシア自治領に組み入れようとしたが失敗し,1950年インドネシア共和国が独立するとその一部となった。しかし,共和国編入直後に反乱がおこり,南マルク共和国が成立したが,鎮圧された。