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●模範議会 もはんぎかい

ヨーロッパ 英国 AD1295 プランタジネット朝

 1295年,エドワード1世が対スコットランド戦争に必要な資金を調達するため召集した議会。従来の議会に比べ,当時の社会階層をより典型的に表していた。“模範議会”という名称を得たのは19世紀になってからである。議会構成は,上級聖職者・世俗貴族・騎士・市民,下級聖職者からなっており,とくに下級聖職者および州・都市の代表たる騎士・市民が参加した点で注目に値する。詳細は,大司教2,司数18,僧院長70,各大聖堂から書記代表1,各司教管区から書記代表2,伯爵7,男爵41,各州から騎士2,各都市から市民2,となっていた。ただし,これ以後,下級聖職者の代表は出席せず,別個に聖職者会議をつくった。したがって,この議会構成はその後のイギリス議会の範とはなりえなかった。ただ,州・都市の代表とくに州騎士が加わったことが,議会発展への道を開き,重要な意味をもつことになる。