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●モヘンジョ=ダロ

アジア パキスタン・イスラム共和国 AD 

 インダス文明の代表的都市遺跡。パキスタン南部,シンド地方ラールカナ近郊のインダス川右岸に位置する。1921年,バネルジーの最初の調査以来,マーシャル・マッケーらの大規模な発掘調査によって遺跡の概略が明らかにされた。文化的堆積は現地表下22mにまで及んでおり,その初期の様相は不明確であるものの,ボーリング調査や出土遺物の検討からは,ハラッパーより古い時期からハラッパー文化がみられるようである。遺跡は西側の城塞と東側の市街地に分かれる。城壁に囲まれ,高さ20mの基壇上にある城塞内には大規模な穀物倉,12m×7mのプールとその周囲にある小部屋群,そして集会場らしい大きな建物がある。市街地はインダス文明の都市計画をよく示している。大通りによって区画された366m×183mの12のブロックは小路でさらに区切られて,そこに家屋が林立する。家々には土器を連ねた土管やダスターシュート式の排水設備があり,大通りの石蓋付きの溝へ集められる下水施設はインダス文明都市に特徴的である。

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